京都大学かるた会[ぼいらぁ]

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###2012プレ新人戦戦評###

###2012年7月1日 @京都府 佛教大学###


三位決定戦
植山香菜(京大)VS川上由有里(同志社女子大)
 序盤から植山選手がムラのない丁寧な取りで自陣を減らしていきますが,川上選手も拾うべき札をしっかり拾い,植山選手のペースにさせません。 植山選手は渡り手や大山札の戻り手などテクニックに優れ,冷静な判断が光っていました。一方,川上選手は感じが良く,二字決まりながらほぼ一字の早さで取った札も多くありました。 二人のプレイスタイルの違いが非常に面白かったです。 大差がほとんどつかない展開が続きましたが,最終的に自陣・敵陣どの札にも反応し,まんべんない取りをした植山選手に軍配が上がりました。 2人とも違う長所を持っていたので,この試合を機にお互いを更に高めあって欲しいと思います。
 連取されても決して諦めない姿勢が終始伝わり,見応えのある試合でした。


決勝戦
平田(京大)○3×宮川(京大)
 京大勢同士の対戦となった決勝戦。立ち上がりは、平田が少しリードするも、出札が平田陣に集まり、鋭い攻めを見せた宮川が、平田のお手もあってすぐさま20−20と追いつく。 中盤、平田が再び11−15と抜け出すも、そこから宮川陣を攻めきれず、11−11と再び追いつかれる。すると今度は宮川が10−9と逆転し、平田のお手もあって11−7と抜け出す。 このまま宮川が差を広げるかに見えたが、直後にお手つきしてしまい、そのまま連取されて8−8とされる。 そこから均衡状態が続き4−4となるも、平田が3連続で出た宮川陣の札をもれなく攻め取り、一気に1−4とする。そのまま押しきった平田が3枚差で勝利し優勝した。

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